小さな子供の乾燥肌。
かゆいのはわかるけど、力加減も考えず、かき過ぎると体が傷だらけになってしまったり、そんな状態に保湿剤をぬると「痛い…」となってしまったり。
かと言って「かいちゃダメ!」と言ったところで、子どもはそんなに自己抑制できないから、気がついたらボリボリッしていて、また保湿剤がぬれないという悪循環。
皮膚科に連れて行きたいけど、なかなか時間も取れないというママにとって便利なのが市販商品。処方箋いらずで手に入れやすいですよね。
今回は、子供も使えるかきむしり肌のかゆみ対応の薬用商品をご紹介します!
季節の変わり目って、大人も子供も肌が痒くなりやすいですよね。
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乾燥肌のかゆみ止めは子供が使えないものがある
薬局などに行くとたくさんのかゆみ止め薬やクリーム・ローションなどが売られていますが、実は全てが子供も使えるわけではないんです。
販売されている薬によっては「赤ちゃんも使える」と書いてあるものもあれば、中には「15歳未満は使用不可」となっているものも有ります。
商品によって、効能や効果というところに、「かゆみを伴う乾燥性皮ふ(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮ふ)」と書いてあれば子供も使って問題ないのでそこをみると良さそうです(^^)
子供も使えるかゆみ・かきむしり肌・乾燥肌用の薬用商品は「ヘパリン類似物質」入りが多い
子供の乾燥肌対策に、保湿クリームやローションなどを用意することもあると思いますが、掻きむしったりして少し傷っぽくなったりしていると、物によっては痛くなったりすることもありますよね。
そこで選びたいのが「肌バリア機能」のある薬用商品です。かゆみだけではなく、かきむしって痛めてしまった肌の修復まで考えられた商品がおすすめ。
そういった肌の修復まで対応している商品によく書いてあるのが、「ヘパリン類似物質」という成分。
ヘパリンというのは、小腸・筋肉・肺などの体内に多く存在する成分で、細胞間の保水機能や血行を促進する働きがあります。そんな成分なので、肌につけると表面に一時的な保湿をするものと違って肌の内側に働きかけるため、乾燥肌荒れを根本的に見直すことができるんです。
でも、この「ヘパリン」という成分は、そのままでは肌に浸透しない成分らしくて、乾燥肌の治療薬系にはこの「ヘパリン類似物質」という文字が多くみられました。
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では、このヘパリン類似成分入りの赤ちゃんから子供も使える乾燥かゆみ肌・かきむしり肌にも使える商品をご紹介しましょう!
「ヘパリッチクリーム」大人にも人気の高保湿クリーム
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こちらは赤ちゃんから使える薬用高保湿クリームです。季節的な乾燥肌や花粉症などの影響からくる乾燥で悩んでいる人にもおすすめの商品です。
ドラえもんで子供喜ぶ?「ヘパドロイド油性クリーム」
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乾燥肌を保湿・改善し、肌本来のうるおいをもたらす薬用クリームです。
ヘパリン類似物質0.3%配合。高い水分保持力でしっかり保湿し、荒れた皮ふ症状を鎮め、皮ふの再生を促進します。
油性クリームとなってますが、油性であるので皮ふ表面をしっかりとカバーし、水をはじいて患部を保護します。かと言って、べたつかず、しっとり肌になじみます。赤ちゃんや敏感肌にも対応。無香料・無着色、ステロイドフリー、エタノールフリーの保湿クリームです。
乾皮症、小児の乾燥性皮ふ対応。
「HPクリーム」乾燥性皮膚炎治療薬
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こちらは、グラクソ・スミスクラインの「HPクリーム」です。
部類分けは「第二類医薬品」 となっています。
慢性的な乾燥性炎症が出やすい皮膚の保湿を考えられた商品です。
ヘパリン類似物質含有量は100g中0.3g。乾皮症・小児の乾燥性皮膚対応です。
カサカサ肌・あれ肌に「HPローション」
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こちらは上で紹介した「HPクリーム」の液体版です。
するっと広がるクリアローションタイプの乾燥性皮ふ炎治療薬です。
さらりとしてべたつかないクリアローションタイプでありつつ、エタノールを含まず適度なとろみがあるので、肌なじみがよく、有毛部位や広めの患部、汗が気になるような部位にも使用しやすい剤形です。また、夏場の使用にも適しています。
乾皮症、小児の乾燥性皮ふ対応です。
乳液タイプのヘパリン「ハダミナ」
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こちらはクリームでも、ローションでもない乳液ミルクタイプです。
クリームとローションのいいとこどりのような形状です。
乾皮症、小児の乾燥性皮ふ対応です。
日工医製の「ピアソンHPクリーム」
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しみない、におわない、べたつかない。肌なじみのいい、滑らかなクリームタイプの乾燥性皮ふ炎治療薬。慢性的な乾燥性炎症が出やすい皮膚の保湿に使用できます。
有効成分「ヘパリン類似物質」が持つ血行促進・皮膚保湿作用で、乾燥肌、角化症に優れた効果があります。抗炎症作用により炎症をおさえて、荒れた肌を正常な状態へ導きます。
医療用と同じ成分を配合
処方薬のヒルドイドクリーム・ビーソフテンクリーム・エアリートクリーム・ヘパリン類物質油性クリームなどの処方薬と同成分を配合している塗り薬タイプの市販薬です。
ロート製薬かきむしり治療薬「ヘパソフトプラス」
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こちらはパッケージからして「かきむしった肌にも大丈夫なんだな!」と安心感をくれる商品です。
肌をかいてしまう原因となる肌の乾燥を改善しつつ、ダメージをつけた肌のバリア機能を修復して健康な肌に促してくれます。
効能や効果は、「かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人や成人の乾皮症・小児の乾燥性皮膚)」とあるので子供も大丈夫です。
CHECK!>> ヘパソフトプラスで子供の乾燥・かきむしり肌を解決したレビュー!
皮脂枯れ肌にも潤いを。「ヒシモア」
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肌の乾燥は皮膚の薄い子供でも起こりますが、年齢が上がってきても起こりやすいものです。
乾燥肌は肌の中の保湿性も関係しますが、それを保持するための肌の皮脂も大事です。
皮脂腺から分泌される皮脂は、肌の表面を覆って肌内部を乾燥や刺激から守るはたらきをしています。その皮脂の分泌量が減少すると肌のバリア機能が弱まっていきます。そんな皮脂不足の、乾燥して荒れた肌を「皮脂枯れ肌」といいます。そんな皮脂不足の人に合わせたのがこちらです。
もちろん、乾皮症,小児の乾燥性皮ふ対応です。
いかがでしたか?
季節の変わり目、生活環境の変化などで起こりやすい乾燥肌。
子供は皮膚が薄いので、暖かいお風呂に長く入るだけでも湯上りに肌の表面が敏感人なってしまったり、冷たい風にあたっていて乾燥したり。
そういう乾燥からくるかゆみが出たときに「かいちゃダメ!」というのができないのが子供です。
ついつい手がかゆみのある所をかきむしってしまう。
かゆみを抑えつつ、肌の修復までしてくれるものを選んでなるべく早く元気な肌に戻してあげましょう。
今回ご紹介しているものは、市販のものを中心にご案内していますが、治ったようにみえても皮ふが生まれ変わるまで、塗り続けることが大切です。
大体25g~50gくらいのものが多いですし、子供用というわけではなく「子供から老人まで使える」というものばかりです。肌の再生を考えた商品ばかりなので、一日当たり数回を何日も使うと思うとすぐになくなってしまう可能性も高いです。
なので、できたらまとめ買いがおすすめです。2・3個まとめて購入しておくことで、買い足しの手間も省けるので、まとめ買いも検討してみてくださいね。
早めの対応で辛いかゆみと、それによるかきむしりの痛みからお子さんを解放してあげてくださいね(^^)